今更ですが・・・もしどら!読みました!

はい、どーもたかぽんです!

先日、”もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』をよんだら”を読了しました。

その本について少し書こうと思います。

そしてどうやら公式のPVがあるようです。

さらに、アニメ化しているんですね・・・w

もしどらアニメ公式HP

全然知らなかったw

え・・・!?ざーさんがでてる・・・だと・・・!

ちょっと興味ありますねw

実写化はちらっと聞いたことがあるんですが、どちらもみたことはないです。

実写化はあの前田敦子さんが出てるやつですね。

ちなみに、物語調になっており、思いっきりネタバレをしますので、まだ未読の方はお気をつけください。

ぜひ一度読んでまたみにきてください!

僕はメルカリで500円(クーポンで無料でしたが・・・。)で買ったのですが、比較的安く手に入るかと思います。

でわでわ・・・。

ここからネタバレ要注意です!!!

 

まず、なぜ今更2008年7月11日に出たこの本を読もうと思ったのかについて軽く。

当時僕は・・・まだ14才・・・w

なんかもしドラもしドラってテレビやら周りやらで人気出てるなぁって程度でした。

聞いたことはあるけど、読んだことはない感じですね(この当時はこんな本よりも圧倒的に漫画しか興味なかったです・・・w

ただ、アニメキャラっぽいグラフィックの女の子が写ってるのみたときから興味は持ってましたw

結局今まで読むことはありませんでしたが・・・。

そして最近メルカリのアプリを入れると、たまに500円引きクーポンがくるので、そのまま本を探すと・・・?

ぴったし500円で興味ある本があるではないですか!?

っというわけで手に取った次第です。

経済学なんかには全く触れたことない(神の見えざる手・アダムスミスは呪文のように覚えてますがw)僕が読んでみたわけです。

 

 

さて、では、簡単にあらすじを。

主人公である川島みなみが東京都立程久保高校の野球部のマネージャーになるというところから始まります。

マネージャーになったのは、親友で野球部のマネージャーの宮田夕紀が病に倒れ、入院したからでした。

しかしながら、程高の野球部は当時ほとんどの人がまともに練習に参加せず、過去の大会での結果も芳しくないものばかりでした。

そして、先生も頭は良いのに、なぜかコーチングに積極的ではありませんでした。

みなみは甲子園に出場することを目標に据えており、これではだめだと、解決方法を探します。

そしてマネージャーがすることはマネジメント、ならば、そのマネジメントに関する本を読めばいいのでは?といったことからドラッガーの『マネジメント』を読み始めます。

そしてそこに書かれていることを実践していくたびに少しずつ野球部の状況は改善されていき、ドラッガーの考え方が実際の野球部という組織にこのようにあてはまるということを示していきます。

そして、紆余曲折を経て甲子園出場を決める大会へと出場。

そして、とうとう次の試合を勝てば甲子園出場という時に・・・。

親友である宮田夕紀が亡くなってしまいます。

つい前日までメールでやりとりしていたのに、とても元気だったのに。

そこからみなみはもう意味がないんだと、夕紀のことを助けたかったのに、彼女の病気に気づけず、真にすべきマネジメントができていなかったと自分を責め、逃げ出してしまいます。

そして試合が始まり・・・。

もう一人のマネージャーである文乃に説得され、帰ってきたみなみはその試合で戦うチームメイトの活躍に感動せずにはいられませんでした。

そしてとうとう・・・最後のバッティングで・・・。

裕之助は最初、わざとおお振りで空振りをした。

そして次の打球を右方向へ打ち返すと決めていた。

これは、つい最近、祐之助が夕紀から聞いた話で、それが誰かは言わなかったが、自分が野球を好きになったきっかけのシーンだと語ったことを思い出したからだった。

実は、これは昔のみなみだった。

そして右中間を真っ二つに破っていった。

これが程高のはじめての優勝だった。

 

 

 

といった感じです。

紆余曲折の部分が実際のドラッガーの考え方が詰まっていて重要ですが、長くなるのでとりあえずはしょりましたw

ここではそのうちのいくつかみていこうと思います。

 

 

まずは組織とは何か?といったことから始まっていきます。

世の中にはたくさんの組織があります。

会社や企業はもちろん組織ですね。

そして”マネジメント”では組織の定義づけをする方法がある。と。

野球部という組織の事業は何か?何であるべきか?を明確にする必要が出てきました。

そして、同じく”マネジメント”には、その答えは、銀行はお金を貸す、鉄鋼会社は鉄を作り、鉄道会社は貨物と乗客を運ぶなど、わかりきった答えではないことがほとんどであると書いてある。

では野球部の事業は”野球をすることではない”可能性が高い。

そこで壁にぶつかってしまいます。

そしてさらに読み進めると、

企業の目的と使命を定義する時、出発点は顧客しかない。顧客によって事業は定義される。顧客を満足させることこそ企業の目的であり、使命である。

とあります。さらに、

したがって、『顧客とは誰か』との問いこそ、ここの企業の使命を定義する上で、もっとも重要な問いである。とありました。

しかし、ここでまた壁にぶつかってしまいます。

では野球部の顧客とはいったい・・・?

営利団体であるならば取引相手やお客さんがいるが、非営利団体である野球部の顧客とは・・・?と。

最初、野球を見にくる観客がそうなのかと思ったが、”マネジメント”には、

やさしい問いではない。まして答えのわかりきった問いではない。しかるに、この問いに対する答えによって、企業が自らをどう定義するかがほぼ決まってくる。と。

そこで、やはりそんな簡単に答えが出せるものではないと考えました。

その後、正義という、ドラッガーの原本も読んだことのあるチームメイトに出会い、そこで顧客とは何かと尋ねました。

すると、”マネジメント”には・・・?

キャデラックの事業部の経営を任されるに至ったドイツ生まれのニコラス・ドレイシュタットは、我々の競争相手はダイヤモンドやミンクのコートである、顧客が購入するのは輸送手段ではなくステータスだ。と。

そこから、ドラッガーがいうには、自動車というものも、輸送手段という定義だけでなく、ステータスにもなりうるということでした。

ニコラスも顧客はダイヤモンドやミンクのコートを買う人々とすることで、企業の目的として”ステータス”を定義することができたのだと。

そこから、野球部の顧客を考えると、お金を出したり、お金を直接もらうわけではないが、協力してくれている人々がいると。

部費や学費を払ってくれる親、そして教えてくれる先生、その先生へ給料を出したり、必要な備品、施設を買ってくれる学校、そしてその学校へお金を出してくれる東京都、その東京都に税金を収めている都民・・・・さらに野球をする人がいなければ甲子園なんて成り立たない、つまり、自分たちチームメイトも。

親、先生、学校、東京都、東京都民、高校野球連盟、高校野球ファン、そして自分たち部員、そういった顧客があげられました。

では、顧客はわかったので、組織の目的を決めるため、”野球部とは何か?”の答えを続けて考えると、夕紀との会話から、”顧客に感動を与えること”、つまり、野球部とは顧客に感動を与える組織だと定義をしました。

そして目標は感動を与えられること、つまり、甲子園へ出場すること。(甲子園へ今まで一度も行けていない野球部が出場できれば皆感動する。

 

 

はい、ということで、組織の定義づけに関する書籍内での議論について少し書いていきました。

上記内容、皆さんはいかが思いましたか?

実際にドラッカーの考え方を使いながら野球部とは何か・・・?を見出していきました。

たまたまドラッカーのこと知っている人がいるっていうのも稀ではありますが・・・w

上記内容はだいぶん詳しめに書かせていただいています。

また、このあともたくさんのことがあります。

例えば、部員たち(顧客)の欲求や価値を見出し、その欲求を満たすようにすること、さらに、マネジメントの組織化や部員たちの消費者運動(サボりなど)の改善、組織の規模についてなどがありました。

正直、一通り読んでいて、不自然さもなく、ほぼ納得することができたように思います。(一部この場合はどうなるの?って疑問が残ったりはしました。

ストーリー的には・・・先ほども言いましたが、ドラッカーを知ってるチームメイトがいたり、付近の大学に野球がとても強い大学がいたり(後ほど講演をしてもらったり練習試合をしてもらえる)、料理部があったり(僕の高校には無かったですw)・・・と、ところどころご都合主義なところはありますが、ドラッカーの考え方を具体的に理解することはできたと思います。

あとあと、じつは・・・夕紀ちゃんがなくなったときのみなみの反応のところで・・・泣きかけましたw

家のソファーで読んでて家族がいたから堪えましたが・・・。

単純にストーリーだけ楽しみたい!っていう方はドラッカーの理論が出てくる箇所を読み飛ばせばまぁ読めるかも・・・(もったいないですが)。

全部読もうとすると、少し考えないとわからない箇所が多いので、そこらへんの小説のように何も考えずに読み進めていけばすんなり話が入ってくるかと言われると難しいかもしれません。

ん?なんだこれ?何をいってるんだ?ってなるところがちょこちょこあるかもです。

僕の場合、会社や開発チームを組織に見立てて考えながら読んでいたのですが、営利目的の場合の顧客はお金を出してくれる人はもちろんですが、社員やメンバーも顧客に入るのだろうか・・・?そして入るのならば社員の欲求とお金を出してくれる顧客との欲求は相反する(顧客の満足のため24時間営業にしたら、社員は仕事量が増える等)ものが多いような気がするけど、どうなのだろうか?どちらを優先すべきなのだろうか?など、噛み砕けない部分は多かったですね。

ただ、やはり学び、要するにドラッカーの経営について少しでも何かしら学びたいっていう方にとって、これほどわかりやすい本はないかも・・・?

状況次第では現実が難しいものもありますが、このように考え、そして活用していけばうまくいくかもしれないということは十分学べるようになっています。

経営に関して全く無知な僕でもすんなり入ってきました。

そして、実際に実践してみたい!って思わせてくれる一冊でした。

今度は作中でみなみが読んでいたマネジメント(エッセンシャル版)

を読んでみようと思います!

正直、まだ一度読んだだけですし、元のマネジメントを読んだわけでもないので、いまいち噛み砕けていないところも多々あります。

そこを是非噛み砕き尽くしたい!!!!!

ですね!

 

っというわけで!

今回はもしどら!について解説していきました!

ここでは本の内容を全ては書いておりませんので、是非!

少しでも気になった!って方は一度お手に取ってみてください♩

経営に興味があったり、前から気になってたりするひとは後悔しないはずですよ!きっと!

ちなみに、読了にかかった時間は個人差があり、およそですが、3~4時間ほどでした。

飛行機に乗ってる間に読んだので、降りるときは耳いてー!ってあくびめっちゃしながら読んでましたw

あれどうやったらふせげるんだろw

こんどしらべよw

雑談はこれくらいにして・・・。

またマネジメント読んだら記事にしようかなぁと思います!

それでは!

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