今回は前回につづきEd sheeranのcastle on the hillを和訳していきます。
この曲は僕が一番最初に聞いたエドの曲でこの曲をきっかけにエドを好きになりました!
ほんと歌詞がたまんなく好きなんですよね!この曲!
PVもたまんなく好きです・・・。イギリス行きたい・・・。
では!早速いきましょう!
When I was six years old I broke my leg
6歳の頃に足を骨折しちゃったんだ
I was running from my brother and his friends
兄ちゃん達から逃げてたんだけど
And tasted the sweet perfume of the mountain grass I rolled down
その時こけちゃってさ、転げ落ちてる時の草の匂いは今でも忘れられないよ
I was younger then, take me back to when
ほんと、あの時は幼かったんだ、戻りたいよ
I found my heart and broke it here
あそこでは恋もしたし、失恋もしたよ
Made friends and lost them through the years
友達を作ったけど時間が経つにつれて連絡も取らなくなったなぁ
And I’ve not seen the roaring fields in so long, I know I’ve grown
もうしばらく故郷の景色はみてないなぁ…わかってる…僕も成長したんだ…
But I can’t wait to go home
けど、今は帰るのが待ち遠しいよ
I’m on my way
ちょうど帰る最中でさ
Driving at ninety down those country lanes
90マイルでこの田舎道を下ってるんだ
Singing to “Tiny Dancer”
“Tiny Dancer”を口ずさみながらね
And I miss the way you make me feel, and it’s real
懐かしいこの道は僕に思い出させてくれるんだ
We watched the sunset over the castle on the hill
あの日みんな集まって城の向こうに見た夕日は本物だったんだって
Fifteen years old and smoking hand-rolled cigarettes
15歳になった時はタバコ手作りして吸ってたっけ
Running from the law through the backfields and getting drunk with my friends
警察に捕まらないよう法律からも逃げて友達と呑んだくれてたなぁ
Had my first kiss on a Friday night, I don’t reckon that I did it right
初めてのキスは金曜日の夜で、うまくできてたのかわからないよ
But I was younger then, take me back to when
若かったんだ、仕方ないさ、あぁ、戻りたいなぁ
We found weekend jobs, when we got paid
週末に仕事を見つけてお金を稼いで
We’d buy cheap spirits and drink them straight
そのお金で安いスピリッツをストレートで呑んでたっけ
Me and my friends have not thrown up in so long, oh how we’ve grown
僕も友達もしばらく酒で吐いてないや、もうそんな歳をとったんだな….
But I can’t wait to go home
帰りたくてたまらないよ
I’m on my way
今帰ってる途中なんだ
Driving at ninety down those country lanes
90マイルで田舎道を飛ばしてさ
Singing to “Tiny Dancer”
“Tiny Dancer”を口ずさみながらね
And I miss the way you make me feel, and it’s real
この懐かしい道は僕に思い出させてくれるんだ、本物だったんだって
We watched the sunset over the castle on the hill
みんなで見たあの白の向こうの夕日は本物だったんだって
Over the castle on the hill
Over the castle on the hill
One friend left to sell clothes
一人は服を売るため故郷を去った
One works down by the coast
一人は落ちぶれて今は海岸で仕事してる
One had two kids but lives alone
一人は二人の子供がいるけどシングルだ
One’s brother overdosed
一人は兄弟が麻薬中毒になってる
One’s already on his second wife
一人はもう二人目の奥さんがいる
One’s just barely getting by
一人は仕事もないけどなんとか生きてる
But these people raised me and I can’t wait to go home
こんなやつらだけど、みんながいたから今の僕がいるんだ、だから会えるのが待ち遠しいよ
And I’m on my way,
ちょうど家に帰る途中なんだ
I still remember
今でも覚えてるよ
This old country lanes
この古い田舎道を
When we did not know the answers
答えなんてしらなかったあの頃の僕らを
And I miss the way you make me feel, it’s real
懐かしいこの道は僕に思い出させてくれるんだ、あれは本当だったんだって
We watched the sunset over the castle on the hill
みんなで過ごしたあの思い出は本当だったんだって
Over the castle on the hill
Over the castle on the hill
解説
この曲はエドが故郷を思って書いた曲ですね。
皆さんにもありませんか?こんな風に思う時。
昔友達と遊んだ公園だったり、秘密基地を作った荒地、いつも通学してた道….
そういうものって年を取っても変わらずあり続けることが多いです。(変わってしまうこともありますが…)
だけども当時の自分やその友人達は昔のままではいられない。
いい方向にあるいは悪い方向に、否が応でも成長をしていく。
時間が変えるのは一人一人だけじゃなくて、その二人の関係も変わってしまう。
昔は離れるなんて考えられないくらい仲よかったのにいまでは年に一度すら会う機会がない。
そんな生活を繰り返していると昔の記憶って薄れて行って、あの頃の無邪気に遊んでいたその思い出はいつの間にか忘れてしまっていた。
ところが、故郷に帰る時に以前と全く変わらずあり続ける田舎道やお城と夕日をみると、当時みんなで集まって見たその思い出をふと思い出す。
そういった何かを思い出すトリガーがエドにとっては丘の上に立つ城に沈む夕日だったんでしょうね。
ではもう少し歌詞に沿って具体的に見ていきます。
最初は兄弟の友達と遊んでいた時に怪我をしたという描写です。
捉え方によってはいじめられてて逃げてた・・・?とかも考えられたんですが綺麗にしたいのでw
鬼ごっこで逃げてたって思うことにしましたw
そしてその次はfound my heart and broke it hereですが、心をみつけ、それが壊れたと・・・一見意味わかんないですが、推測するに何か目指すものや集中するものを見つけ、そしてそれがついえたという流れだと思います。
考えた可能性は音楽以外の夢を見つけてそれに向かって頑張ったけど挫折した・・・?
あるいは恋人ができて恋心というものを知ったけど、結局ダメだった・・・?
このどちらかかなぁ?よりロマンチックな方を選びました。エドの他の曲的にも後者がありえそうです。
そして後ほどまた少し話ますが、この時点でエドはキスをしたことがなく、おそらく付き合うまではいかなかったのではないかと思います。ただ片思いに終わってしまった・・・。
そしてそんな思い出もあったなぁ・・とおもいふけっています。
サビに入ると帰りたいという気持ちがすごく伝わってきますね。
イギリスでの速度表記はmileなのでそれで換算をすると約145kmです。
ちょっと早すぎないか・・・?wともおもいますがそれだけ早く帰りたいという気持ちがあったのでしょう。
そして懐かしい風景も見えてきて車に乗って帰りながら昔の懐かしい風景を思い返している情景が浮かんできます。
二番に入るとさらに思い出してきた思い出について語っており、この時に初めてのキスをしています。
ですから先ほどの恋愛ではキスはなかった。と仮定しました。
また、この時期には特に反抗期あたりだったのでしょう。
タバコを吸ったり法に引っかかるようなこともたくさんしていたようです。
また、ここで throw the backfieldsとありますが、正直訳が全然わかりませんでした。
調べてみると、backfieldsというのはフットサルでの後衛、要するに敵の進行を防ぐような役割を果たす人たちの総称です。
おそらくエド達は法を破って無罪で逃げようとする(アタッカー)人、そしてその対比として警察はそれを防ごうとするひと(ブロッカー)この構図を思い描いてこのような言葉を使ったのかな?と思います。
そういった意味合いを含めて、まるでフットサルで有名選手がスルスルと抜けていくように警察の追っ手から逃げて行ったということでしょう。
そして昔の自分と今の自分のギャップも感じつつやっぱりいい思い出だったなぁと余韻に浸っています。
そして再びサビです。
Cメロは当時の友人たちの今の状況を語っています。
今は落ちぶれている人たちもいます、ぎりぎりで一生懸命生きている人たちもいますが、やっぱりそんな人たちにお世話になったからこそ今の僕がいるんだという感じですね。
そしてラスサビです。
いろんな人にお世話になって、思い出もたくさんありました。
最初は忘れていたけど、こうやって田舎道を走ってたら思い出すことができました。
いろんな人にお世話になってたくさんの思い出があって…
故郷に戻ったらいろんな人と会えるんだという期待と昔にはもう戻れないんだという寂しさを表現しています。
ちなみにframlinghamという場所が舞台だそうです。
曲中で出ている城ももちろん実在し、Framlingham Castleという城のようです。
僕も行って草原に寝っ転がりながら夕日が沈むのを眺めにいきたいですね・・・
イギリス・・・いつか絶対行きます!
それでは最後に少しだけ単語について解説をしておきます。
・roaring fields:
最初はroarでうなるような風が吹いている平原みたいなのをイメージ(人が一人立ってて爽快な風が吹き広大な草原がなびいている感じです!)したんですが、ちょっと納得いきませんでした。ネイティブの方が答えていらっしゃり、特に意味はないそうです。俗にいうリズム感をだすために使ったのではとのこと。よって長く見ていない=故郷という風に訳しました。
・Tiny Dancer:
こちらはElton John の曲の名前です。Madman Across The Waterというアルバムに入っているようです。
もともと割と古い曲なんですが、最近PVが当てられたものが公式から出ていました。
聞いて見ましたがこちらも恋愛関係の楽曲ですね。
詳しくはいつか和訳しようかなと思います!
・hand rolled cigarette :
手作りのタバコです調べると作り方の動画がありました!あのマフィアとかが加えるぶっといやつかな〜?とも思いましたが見た目普通のタバコでした。マフィアのやつは別の呼称があるのかな・・・?
・down :
driving at ninety down those のdownの意味がよくわからなくて調べてみたんですが結局明確な答えは出せませんでした。これはあくま僕が思うにですが、日本でいう田舎から東京へ上る、逆は下るというようにイギリスでもupやdownを使っているのではないかな?と思います。そうするとdownが入っていることで都会から田舎へ行っているんだと想像も可能ですし・・・。ただ調べても全然ないんですよね・・・アヤシイw近いうちに改めて確認します。
・backfields:
これに関しては直前の解説の中で少し話しましたが、曲中で法を守らようとする者(=警察)法を破ろうとするもの(=当時のエド達)この対比をフットボールの守りと攻めで表現しているのだと思います。結果的に主人公たちを追い詰め法を守らせるようにする警察と訳しました。