【和訳】Supermarket Flowers – by Ed Sheeran in Divide

Ed Sheeran – Supermarket Flowers 洋楽和訳

どーもたかぽんです!

今回はSupermarket Flowersを翻訳していこうと思います!

ピアノ一台の演奏が中心となっていてすごい悲しい雰囲気の曲ですよね。そしてとても綺麗です。

エドの声の輪郭もすごくはっきりしていていいんですよ….

いつも車の中でもどこか寂しい感じになるんですが聞いてしまうんですよね。

最後に僕が思う解説もつけておりますので興味のある方は是非!

それでは行きましょう!

I took the supermarket flowers from the windowsill
僕は窓際に置いてあるスーパーで買った花束を片付けるんだ

I threw the day old tea from the cup
昨日から入れっぱのお茶も捨てて

Packed up the photo album Matthew had made
Matthewが作ったこのフォトアルバムも荷造りしなきゃ…

Memories of a life that’s been loved
愛され続けていた思い出しかないよ。

Took the get well soon cards and stuffed animals
お見舞いのカードも、このぬいぐるみもしまって

Poured the old ginger beer down the sink
賞味期限切れのジンジャービールも流しに捨てて

Dad always told me, “don’t you cry when you’re down”
父さんはいつもこういってた、”落ち込んだ時は泣いちゃだめだ”

But mum, there’s a tear every time that I blink
だけど僕が何度瞬きをしても母さんの瞳から涙は消えなかった

Oh I’m in pieces, it’s tearing me up, but I know
僕の中でなにかが崩れ去って泣きそうになるんだ、だけど知ってるよ

A heart that’s broke is a heart that’s been loved
壊されてしまったこの心は同じように愛され続けてたんだ

So I’ll sing Hallelujah
だから僕は祈りを捧げるんだ

You were an angel in the shape of my mum
あなたは僕の母さんの姿をした天使だったんだ

When I fell down you’d be there holding me up
僕が落ち込んでどうしようもないときはそばにいて支えてくれたんだ

Spread your wings as you go
あなたが翼を広げて行ってしまう

And when God takes you back he’ll say Hallelujah you’re home
神様があなたを連れ戻す、その時きっと”ハレルヤ、かえろうか”っていうだろうなぁ…

I fluffed the pillows, made the beds, stacked the chairs up
枕を膨らませて、ベッドも整えた、椅子は綺麗に積み上げて隅っこに片付ける

Folded your nightgowns neatly in a case
寝るときいつもきていたこの服もきちんと畳んで箱にしまう

John says he’d drive then put his hand on my cheek
Johnは僕の頰に手を当て”さぁ、いこう”と言ったんだ。

And wiped a tear from the side of my face
そして頬に当てた手で涙を拭ってくれた

I hope that I see the world as you did cause I know
僕はあなたがそうしたように世界を見渡したいんだ、だって僕は知っているから

A life with love is a life that’s been lived
愛のある人生はとても生き生きとしているっていうことを

So I’ll sing Hallelujah
だから僕は歌うんだ”ハレルヤ”って

You were an angel in the shape of my mum
あなたは母さんの姿をした天使だったんだ

When I fell down you’d be there holding me up
僕が立ち上がれなくなった時も支えて起こしてくれた

Spread your wings as you go
あなたはその立派な翼を広げていってしまう

And when God takes you back he’ll say Hallelujah you’re home
そんなあなたに、神様はきっと、”ハレルヤ、かえろうか”って言うんだ

Hallelujah
“ハレルヤ”
You were an angel in the shape of my mum
あなたは母さんの姿をした天使だったんだ

You got to see the person that I have become
僕のことをこれからもずっと見ていてくれる

Spread your wing And I know
その立派な翼を大きく広げてる、僕は知ってるよ

That when God took you back he said Hallelujah You’re home
神様が母さんをしっかりと導いてくれるって

解説

この曲は一見彼の母親についてと思われがちですが、実際は彼の祖母が亡くなった時の内容ですね。

映画とかでも人が亡くなった後に部屋の片付けられ、生活感が無い寂しい描写がありますが、まさにそれですね。

窓際に置かれた花、昨日から入れっぱなしのお茶、そして弟が作った思い出のアルバムも・・・。

そういうものを手に取った時に思い出したんでしょうね・・・。

「この花綺麗だねどこでかってきたの?」って聞かれたり、「お茶もう飲まないの?」って話しかけたり、アルバムを見ながら、「これは遊園地で撮った時の写真だよ」って笑いあったり・・・。

どんな些細なものにでもその人との思い出が詰まってて、その思い出はどれもいい思い出で、祖母はいつも愛してくれていたのでしょう。

そしてエドがdivideのアルバムを作っている時に祖母は衰弱していき、そして完成するころに亡くなってしまったと言っています。

また、最初はこの楽曲をアルバムに追加する気はなかったようですが、祖母の葬儀で祖父に「あんなにいい思い出なんだ、この曲は入れなきゃダメだ」と言われて入れることになったそうです。

また、「この曲は作るのがすごい難しかったよ。こんなに辛辣な歌詞を考えたことが今までなかったからね・・・。」

そして祖母について、「彼女は最高の女性だったよ。ただ、実はこの曲は僕の母、つまり祖母の娘の視点から書いたんだ。」

ともおっしゃっています。

つまり、曲中のIはエドの母、そしてmomはエドの祖母ですね。

そういう視点でみなさんにも聞いて見て欲しいと思います。

ではもう少し詳しく、歌詞に沿って見て行きます。

まずはいきなり曲名を回収してきましたが、supermarketで買った質素な花束(sがついているので複数本ですね)を片付けることころから、部屋の掃除?を始めています。

1日前の一杯のお茶も誰がそのまま置きっ放しにしたんでしょうか・・・?

例えばなくなる前の祖母が飲んでいた、あるいは、誰かが飲んでいる最中に祖母の容態が急変したんでしょう・・・。

そんな状況でお茶を飲むひとはそういないとおもいます。

そして1日経って少し冷静になり、他のことにも目が行くようになったんだと思います。

そしていろんなものを片付けていく中で、その物に関わる祖母とのこと思い出しています。

そして父に言われた一言とそれに矛盾するような母の情景・・・。

ここは最初祖母が亡くなってエドの母親が泣いているのかな・・・?と思いましたが、それだと母の視点ではなくなってしまいます。

なので、祖母が病に伏し、余命宣告などを受けてその辛さ、家族との別れの怖さなどから部屋で一人で泣いているのを陰ながら見守っていたのではないかな?と思いました。

そして亡くなってからは自分の心がボロボロになってしまって、この心が痛いのはそれだけ祖母に愛されていたからなんだと言っています。

愛されれば愛されるほど別れは辛くなりますよね。親しくなれば親しくなるほどおなじように別れは辛くなります。

そしてサビです。

よく言われているんですがハレルヤという言葉、この言葉はキリスト教で、神様への感謝を表しています。

また、古くから賛美歌にもよく使われているそうです。

そんな歌を歌うということは、神様への感謝や、祖母が無事天国へ行けるように祈っているのでしょう。

そして、あなたは母親だけど、今考えると、母親以上にまるで天使のようだったと、それくらい優しく愛してくれ、いつもそばにいてくれたんでしょうね。

そして亡くなる=翼を広げて飛んでいくという風に表現して、こんなにも素晴らしい人だったんだ、立派な翼をもって、きっと神様も快く天国へいくのを歓迎してくれるだろうなぁという感じだと思います。

そして二番へ

二番でも最初に片付けをしていますね。

そして片付けを終え、父からの一言、「帰ろうか」と。

たくさんの思い出があったこの場所はいまではもう生活感のない無機質な部屋に。

自然と涙が溢れてきて、それを拭ってくれた父。

ここら辺の描写から、祖母が最後を過ごしたのは病院か、あるいは療養のために一時的に普段家族が過ごす場所とは別の場所であったと推測できます。

そして去る前に祖母が愛してくれた毎日はとても生き生きとして輝いていたと言っています。

そして自分も祖母のように人を愛し、深く思いやれるような人間になりたいんだと言っています。

そしてラスサビです。

祖母が亡くなってしまって深く傷ついた、だけど、ほかの家族、そして何よりいままで祖母に与えられことに勇気付けられ、これからも頑張っていくよ。

という楽曲だったのかな?と思います。

はい、というわけで、今回はSupermarket Flowerを和訳していきました。

アルバム”divide”の中では比較的ゆったりとした曲で、雰囲気だけだとスルーされがちな楽曲かもしれませんが、これを機にどんどん聞いて見てください!

絶対好きになると思います!

それでは、最後に単語解説乗せてお別れです!

windowsill:

窓の手前の少し凹んでるとこです。ものが置けるいい感じのとこ!

Matthew :

Ed Sheeranの兄弟の名前です。

ginger beer :

ジンジャーエールの元祖です!イギリスの家庭で作られていた、生姜、砂糖、水、イースト菌で作る微炭酸飲料らしいです。

ビールといわれていますが、一般的にはアルコールは含まれないそうです。

in pieces :

piece=破片、欠片で、パズルのピースのpieceです。in piecesというのは例えばガラスなどを落とした時にたくさんの破片に散らばるちったイメージです。そこから、バラバラになる、粉々になる、ダメになるといった意味合いになります。

fluffed the pillows :

こちらはまくらを膨らませるという意味合いなんですが、最初はほこりを払うのかと思いました。パンパンするんですね。ですが、どうもyoutubeで動画を確認すると膨らませてる方が強かったのでそちらを採用しました。参考動画貼っておきます。

まさに買ったばかりのあのペタンコの枕に空気を入れて膨らませてます。こんな感じです。

nightgowns :

これは寝巻きではあるんですが、よく海外ドラマとかで見るスケスケのドレスのようなものです。

John :

エドのお父さんの名前です。

それではまた次回!

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